こんにちは、熊本県菊池郡菊陽町でデイサービスや訪問介護を行っている「まおる」です。
じめじめとした梅雨の季節。
実はこの時期、高齢者の介護で意外と見落とされやすいのが「皮膚のトラブル」です。
「湿疹」「かぶれ」「あせも」「褥瘡(じょくそう)」――
どれも放っておくと悪化してしまい、介護の負担も、ご本人のつらさも増してしまう原因になります。
今回は、介護初心者の方にもわかりやすく、
この時期に気をつけたい皮膚トラブルとその対策についてお伝えします。
梅雨に増える「見えない肌トラブル」の正体とは?
高齢者の皮膚は、年齢とともにバリア機能が低下しやすくなります。
それに加えて、梅雨の湿気と気温の上昇によって、蒸れや汗が刺激となり肌トラブルが起きやすいのです。
よくある皮膚トラブルとその原因
① あせも(汗疹)
→ 首や背中、わきの下、股の間など、汗がたまりやすい部分に小さな赤いブツブツが現れます。
かゆみを伴い、かいてしまうとさらに悪化することも。
② かぶれ
→ おむつや尿取りパッドの着用により、通気性が悪い状態が続くと皮膚が炎症を起こすことがあります。
「おむつかぶれ」はご本人が言葉で訴えにくいこともあり、気づきにくいのが特徴です。
③ 褥瘡(じょくそう)=床ずれ
→ 蒸れやすいだけでなく、皮膚がふやけていると摩擦や圧力に弱くなり、傷ができやすくなります。
放置すると深刻な感染症につながるため、早期発見・予防がカギです。
介護初心者でもできる!梅雨の肌トラブル対策3つの工夫
「皮膚トラブルって、何をすればいいか分からない…」
そんな方でも今日から実践できる3つのポイントをご紹介します。
① こまめな着替えとタオル使いで清潔&乾燥を意識
汗をかいたままの状態は肌の大敵です。
特に背中やお尻、太ももの内側など、皮膚同士がくっつきやすい部位は要注意。
✅ 薄手のタオルを軽くはさんで通気性を確保
✅ 汗をかいたら、こまめにやさしく拭く
✅ 1日1〜2回、衣類やパッドを交換するだけでも大きな違い!
「まおる」でも、デイサービスで過ごす時間に合わせて着替えのタイミングを工夫しています。
外出時と帰宅時に肌着を変えるだけでも、不快感や肌トラブルのリスクを大きく下げられます。
② 肌着の素材を見直してみましょう
実は、肌着の素材選びが肌トラブルの予防に大きく関係していることをご存知でしょうか?
おすすめは、
綿100%の通気性が高い素材
タグが外側についているもの(刺激になりにくい)
吸汗・速乾性に優れた介護用肌着
ナイロン製や化繊素材は汗を吸いにくく、蒸れの原因に。
肌が弱い方には、「綿×ポリエステルの混紡」などのサラッとしたタイプも人気です。
③ 保湿ケアで“湿気の季節”でも乾燥を防ぐ?
意外なことに、梅雨の湿度が高い時期でも、肌は乾燥することがあります。
特にエアコンの効いた室内や寝室では、皮膚がカサカサになりやすく、
その状態で摩擦や汗が加わると、かぶれ・あせもの原因になりがちです。
✅ 入浴後や清拭後に、低刺激の保湿クリームを塗る
✅ 乾燥しやすい部分(すね・肘・背中など)に重点的に
✅ かゆみがある場合は、医師・看護師に相談を
「まおる」では、訪問介護の現場でも保湿ケアのアドバイスを行っており、
ご家族の不安に寄り添うケアを心がけています。
まとめ|梅雨でも“楽しい生活”を守るために
湿気の多い梅雨は、高齢者の皮膚にとってリスクの多い季節です。
でも、こまめなケアと小さな工夫で、トラブルを防ぎ、快適な日々を送ることができます。
熊本県菊池郡菊陽町にある「まおる」では、
デイサービスや訪問介護を通じて、利用者さまの快適な生活とご家族の安心を両立できる支援を行っています。
また、ダイバージョナルセラピーを活用し、
心も身体もリフレッシュできる**“楽しい生活”を実現する工夫**にも力を入れています。
「これって大丈夫?」「どうすればいい?」
そんな疑問があれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。
じめじめした梅雨の時期でも、笑顔で過ごせるように――私たちが一緒に考えます。
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